中学2年生の冬のこと。
バスケ部の中でもひときわかっこよくて、皆があこがれの裕也先輩。
水嶋ヒロに似てて、背が高くて、やさしいって有名だった。

裕也先輩と初めて話をしたのは、放課後に体育館に忘れ物を取りに行ったとき。
ガチャッ って音がして、裕也先輩が入ってきたんだ。
すっごく緊張しちゃって、挨拶もでてこなかったの。
でも、裕也先輩の方から「何か探してるの?」って聞いてくれたんだ。
地元が近くって、盛り上がったんだっけ。
なんだか、思ったより気さくで自然体な裕也先輩。
好きになっちゃったんだ。

裕也先輩は、バスケの自主練習で体育館に来てたみたい。
少しだけ、練習みせてもらっちゃった。
勇気だして「また来てもいいですか?」って。。ゆってみたら。。
「いいよ、いつでもおいで」って、頭なでてくれたの。夢みたい!
それから毎日通って、一緒に帰るのが当たり前になっていって。

いつもの帰り道に、遠回りして散歩しようって言われて、
霊園の中を散歩したの。
で、宮本家の墓の前で。。。人生初めてのキス。
「俺たち付き合おうぜ」って、初めて告白もされちゃって。

裕也先輩はお墓でキスするのが夢だったんだって。
デートもいっつもお墓なの。
今日はあそこの霊園にいってみよう、とか、あの霊園は美しいとか、
そんな会話であふれてて、とっても楽しかった!

そんな初キスの恋は、都内の霊園を回りきって、だんだんデートする所なくなって。。。
それがきっかけで、会わなくなっていって、お別れ。
なんだかピュアで切ない恋でした。